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“パパ社員の育休”レポート

男性社員の育児休業(以下、育休)取得率の開示が義務化されてから、もうすぐ1年。

対象企業の基準である従業員数を1,000人以上から300人以上にまで引き下げること、100人以上の企業は取得率目標値の公表義務化となることが、2024年3月12日に閣議決定されました。

LCLは40名規模の会社なので対象外ではありますが、ちょうど育休からの復職者がいることから、今回のブログは「パパ社員の育休」についてご紹介します。
(※ここでの育休は出生時育休も含みます)

 

 

データで見るLCL育休実態

2020年以降のLCL男性社員の育休取得状況をまとめました。

 

育休取得率については、2020年は0%(対象者2名のうち0名)でしたが、2023年までの合計4ヵ年では55.6%(9名のうち5名)となり、男性社員の育休取得対象者のうち半分以上が取得している状況です。

平均取得日数は43.7日で、2ヶ月ほどの期間を取得しています。

 

参考までに、厚生労働省が従業員1,000人以上の企業を対象に実施した2023年度のアンケート調査によると、育休等取得率は46.2%、平均取得日数は46.5日という結果でした。

(ちなみに、前年度調査では育休等取得率は17.13%。法令改正から約1年で急速に改善されていることが伺えます)

厚生労働省「令和5年度男性の育児休業等取得率の公表状況調査」 (速報値)

 

LCLは現在40名規模の企業ですが、大手企業と同水準の育休取得が実現できていると言えます。

「Life +more fun」というLCLのミッションには、多くの人に一人一人に合った価値を提供していきたいという思いを込めてこめています。

出産・育児というライフイベント期を家族とともに過ごすために休みを選択するという考えも、LCLは尊重しています。

 

ミッションとバリュー

 

育休取得者インタビュー

さて、そのような中で、LCLには3回育休を取得された男性社員がいます。

今回は3回目の育休から復職したばかりのKさんと、その上長であるTさんにLCLの育休について話を伺いました。

育休復職者:エンジニア Kさん

勤続年数:7年
育休経験:第1子から今回の第3子まで、3回の育休
    (いずれもLCL)

今回、出産予定日から約2か月間、育休取得し、1月に復職した。

 

 

―第3子ご誕生おめでとうございます、そしておかえりなさい。
   まずは育休をとられて、ご家族にとってどんな良い面がありましたか。

 

K:子供の出産前後という貴重な期間を家族で過ごすこと自体が、大きなメリットだと思います。妻と同じレベルで子育てに関わることができるのは、家族の絆をより強いものにしてくれたと思います。

 

―今回で3回目の育休となりましたが、育休を取得する時に感じるハードルは何かありましたか?

 

K:やはり周囲のメンバーに負担をかけてしまうことになるので、申し訳ないな、という気持ちが先に立つことです。LCLの在籍が7年となり、育休は過去に2回経験しましたが、そこはいつも感じる部分ですね。

 

―そうした中で、チームや関わるメンバーに対して育休前に意識して取り組んだことは何ですか?

 

T:チームとしては、もちろん1名欠員の状態になるわけですが、ネガティブに捉えることは一切なく、関わる人みんなが、息をするように自然と動き、必要な調整をしてくれました。
普段からの関係性というか、信頼関係があることでそんな行動をとれているのだと思います。

 

―育休中、何か不安な気持ちはありましたか。

 

K:復職後、ちゃんと業務についていけるのか不安はありました。
特に第一子の時の育休の時は、初めてということもあり世の中から取り残されている感覚にもなりました。

 

―次に、育休中にあると嬉しい支援、応対など何かありましたか。

 

K:子供の保険証の発行手続きで会社とやりとりさせてもらいましたが、迅速に対応いただいてありがたかったです。
それと、普段の業務ではSlackでやりとりしていますが、育休中はなかなか見ることができないので、会社からの連絡もこちらの都合に合わせてメールでしていただけたのもありがたかったですね

 

◆参考情報

LCLでは、長期の育休期間中(おおむね育休3か月以上の方向け)の方へのサポートとして
・お休み中に入社した新規メンバーとのオンライン顔合わせ
・月1回のLCL通信のメール配信
などを実施しています。

LCL通信のコンテンツは、所属チームや会社全体のトピックスです。自社サービスに追加された新機能や新しい制度の案内、新たな入社者情報のほか、時には会社の飲み会の様子なども共有することもあります。

―さきほど復職後の業務への不安を口にされていましたが、実際復職された時、ギャップなどありましたか?

 

K:実は、復職後、すぐにチームがミーティングを設けてくれて、私が育休の間に起きた動きなど共有してくれたこともあり、大きな戸惑いやギャップを感じることなく業務に戻ることができました。
そのため戸惑う暇が無かったです(笑)

 

―他のメンバーが育休を取得した時もありましたね。Kさんはその両方の気持ちを知っているわけですが、メンバーの育休取得を聞いた時、どういう気持ちで受け止めたのでしょうか。

 

K:同じ育休仲間が増えるということと、同僚にお子さんが生まれること自体に嬉しく思いました。
    自分が育休を申し出る時はいろいろ気にしてしまいますが、不思議と自分以外の人が育休を取るときは”おめでとう”という気持ちしかないのです。

 

T:そこは僕もまったく同じ感覚です。シンプルに、”おめでとう”という気持ちとそうしたプライベートな事を応援したいという気持ちになりますね。

 

―とても自然なこととして受け止めているんですね。

 

T:会社としてその積み上げがあるので、変化に対しての受け入れ方が柔軟で前向きな空気感を醸成しているのかもしれません。

 

―これから育休取得の可能性がある方へ何か伝えたいことはありますか?

 

K:はい、家族の絆が強くなる良い時間というのもそうですが、子育てが自分の成長に繋がる事です。
例えば、子供の自由な発想を目の当たりにして自分が物事を捉えるときにいかに凝り固まっていたかを気付くことも多く、今までなかった視点で物事を捉えることが増えました。
ものの見方をかえる事は日常や職場での問題解決やクリエイティブなアイデアを出す際にも非常に有効だと感じています。

 

―仕事でもプライベートでも育休の取得はプラスに働いているようですね。今日はありがとうございました。

 

▼編集後記

同じ育休でも個々に状況が異なるので、それに応じた柔軟な対応を心がけることを大切にしています。

今回のインタビューを通じて、育休期間が短い方やのお休みの方に限らず短い期間でも特に初めての育休を取得される方のケースに対しても場合は、ケアすることも考えていく必要性を感じました。

 

今後も少しずつLCLの働く環境についてお伝えして参ります。

そしてそこに共感をもって頂けましたらぜひ、採用情報ページをご覧下さい。

採用情報

 

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