天気予報は雨、、、の中出発したTさん。最後まで降られずに巡れたのか、雨との勝負に勝利できたのでしょうか!
行先︰つくば
目的︰レンタサイクルで巡る大人の社会科見学
日時︰10/6(金)
旅人︰Tさん、男性、デザイナー
◆往路バス情報
バス会社︰JRバス関東
シートタイプ︰4列
乗車バス停→降車バス停︰東京駅八重洲南口→つくばセンター
乗車時刻(乗車時間)︰8:40→9:45(1:05)
料金︰1,180円
乗客数(おおよその乗車率)︰20人(5割強)
立ち寄ったSA名と停車時間︰なし
同じルートを電車で利用した場合の所要時間と料金比較︰1:17 /1,316円 ※乗換1回
その他バス特徴︰トイレ・ACコンセント付
予約方法︰予約不要
支払方法︰現金
◆復路バス情報
バス会社︰関東鉄道
シートタイプ︰4列
乗車バス停→降車バス停︰つくばセンター→東京駅日本橋口
乗車時刻(乗車時間)︰16:40→19:00(2:20)
料金︰800円
乗客数(おおよその乗車率)︰16人(4割半)
立ち寄ったSA名と停車時間︰八潮PA(降車場所として)1分ほど
同じルートを電車で利用した場合の所要時間と料金比較︰1:04 /1,316円 ※乗換1回
その他バス特徴︰トイレ付
予約方法︰予約不要
支払方法︰ICカード利用
【電車とバスの比較】
・往路
[電車モデルコース]
東京 08:38発
↓ 133円
秋葉原 08:42着 09:00発
↓ 1,183円
つくばセンター 09:55着
高速バス 電車
所要時間 〇1:05 ×1:17
料金 〇1,180円 ×1,316円
乗換回数 〇0回 ×1回
・復路
[電車モデルコース]
つくばセンター 16:43発
↓ 1,183円
秋葉原 17:36着 17:43発
↓ 133円
東京 17:47着
高速バス 電車
所要時間 ×2:20 〇1:04
料金 〇800円 ×1,316円
乗換回数 〇0回 ×1回
【体験記】
高速バスDayの制度を利用してつくばへ行ってきました。
高速バスDayには利用可能な範囲が決められているので、ちょうどその圏内にあるつくばに行ってみることに。休日なかなか予約がとれないJAXAの見学ツアーも平日なら・・・と思ったのがきっかけです。
毎年秋に筑波実験植物園で開催されているきのこの展示会もあわせて行けそうなので、行くならこの時期!と、わりと早いうちに決まりました。
そしてこの2箇所はつくばセンターの駅を挟んで南北反対方向に離れているので巡るならレンタサイクルだろう、というのも考えていました。
ところが予定日は午後から雨という予報に。自転車が使えないとなかなか厳しい距離感ですが路線バスの本数も少ないしタクシーを使うのもフトコロ事情からしてありえない。歩くか・・・とも思ってましたが、前日になり予報の雨は15時くらいの降り始めになったので一か八かという気持ちでレンタサイクルで決行することに。
終始空模様を気にしながらの旅になりそうです。
■チケット購入
チケットを予約しようとアプリ「高速バス比較」で調べたところ、つくば行きの高速バスは予約不要だったので直接東京駅へ。
東京駅八重洲南口のJR高速バスターミナル。特に並ぶこともなく券売機で乗車券を購入。
座席や時間の指定もないため、画面の表示にあわせて目的地や人数などを押していくだけで1分もかからずにチケットの発券ができました。
券売所の隣におにぎり屋があったので、そこで朝食をゲットしてすぐにバス乗り場へ向かいました。
■出発
バス乗り場はチケット売り場を出てすぐ前。つくば行きは2番のバス停です。
すでにバスはスタンバイしていて乗車可能、数名の乗客が乗って待っていました。チケットは乗車時に回収されました。
8:40のバスに乗りましたがこの時間帯は10-30分おきくらいに便が出ています。
車内の写真を・・・と撮ったものの、乗客が大勢写ってしまいちょっと反省。ちなみに帰りはこの反省を活かしたことがかえってアダになってしまうのですが、その話はまた後ほど。
JRバス関東の4列38人乗りトイレ付のバスでした。座席は2点式シートベルトでシート間に肘掛アリ。肘掛の有無は結構大きいですが、混んでいないときはあまり関係ないですね。
足元にはケータイ・スマホ充電用のAC電源付き(PCやゲームでの使用はNG)。
左後方の化粧室を撮影。
自分が乗ったあとも何人か乗り込んできて結局20名ほどで出発しました。乗車率5割強。スーツの男性がひとりで乗車していることが多かったので、通勤利用率が高いのかもしれません。
出発前に運転手が乗客側を向いて立ち、名前を言い安全運転を努めますと挨拶。安心感がぐっと上がりました。
朝食です。さきほど買ったおにぎりと家から持ってきたバームクーヘンと水。テーブルの穴には500mlのPETボトルは入りませんでした。紙コップ用?
東京駅八重洲を出発して数分、首都高宝町出入口より高速へ入ります。都心環状線から6号向島線、三郷線と抜け常磐自動車道を走ります。
途中、つくばエクスプレスと並行して走るポイントは無意味に気分が上がります。そうこうしているとわずか1時間ほどで桜土浦ICからバスは一般道へ降りました。ここからいくつかバス停に停車します。各停留所数名ずつ乗客が降りていきました。やはり通勤利用なんでしょうか。
調べてみると、東京駅から高速バスを利用しても秋葉原からつくばエクスプレスを利用しても、料金・時間ともほぼ同じくらいでした。
なので高速バス利用のメリットというと、利用者によっては秋葉原駅より東京駅のほうが出やすいことくらいじゃないかとも思いましたが、目的地がバス停近くなら駅から移動するより高速バスを使ったほうが早く楽に着きます。
ちなみに最初の目的地であるJAXAの筑波宇宙センターも途中の「並木一丁目」で下車すると目の前。JAXAに行くなら高速バスが断然、便利でしょう。
今回はつくばセンター駅前でレンタサイクルを借りる予定なので、まだ下車せずに駅まで乗っていきます。
つくばセンターまでに自分の他の乗客はご夫婦らしき二人連れだけとなりました。定刻通り9:45につくばセンターに到着。ここで全員が降りました。バスはこの先筑波大学まで行きますが、途中乗車はできないので乗客はゼロの状態です。
バス全景。
降車場は1箇所です。
降りた目の前に案内板があるので帰りの乗り場とチケット売り場をチェック。
■レンタサイクルを借りる
高速バスのチケット売り場です。
バスのチケット売り場の隣りが観光案内所でレンタサイクルの貸し出しもここでやっていました。
書類に住所や名前を書き、受付の人の説明を受け鍵を受けとる、という予想外のアナログ方式でした。しかも駐輪場まで案内してくれるとのこと・・・これで混雑する休日も人数を捌けるのか!?と思いましたが、貸し出し台数は大人用36台子ども用4台だけとのことでした。休日は早めに行かないとなくなるかもしれないですね。
駐輪場です。
鍵です。自転車本体に付いた鍵ではなく、チェーンの鍵!
年季の入ったママチャリでしたが、3段変速でブレーキもキーキーせずタイヤの空気もバッチリでちゃんと整備されていました。
というわけで出発!
ちなみに上の写真は「3秒タイマーにしたカメラを首から下げ、走り出したところでシャッターが切れると疾走感溢れるスゴイ絵になるんじゃないか!?」と狙ったもののあまり効果がなかった1枚。
つくばセンター駅から南北に7kmほどのつくば公園通りは自転車・歩行者専用道路道になっています。車道は立体交差で飛び越えて行くので快適です。
しかもここは「モビリティロボット実験特区」となっていて、あちこちにこんな表示が。残念ながらこの日はロボットもセグウェイも見かけませんでしたが(セグウェイってなんだかすでに懐かしい気もします)。
■JAXA筑波宇宙センターへ
自転車で走ること10分ちょっとで到着、最初の目的地JAXAの筑波宇宙センター。
宇宙キターーー!
H-IIロケットの実機(!)が展示されています。
展示館「スペースドーム」。ここは入場無料です。入ってすぐ、100万分の1スケールの地球に目を奪われます。インスタ映えスポットです。
一世を風靡した「はやぶさ」など歴代の人工衛星の試験モデルや国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の実物大モデルなどが展示されています。
船外活動用宇宙服の顔はめ記念写真も撮ることができ、金井宣茂宇宙飛行士の等身大パネルとの2ショットもキメられます。・・・金井さんは宇宙服じゃないのでよく考えるとかなりシュールな絵になります。
スペースドームの奥から振り返ったところです。
予約していた見学ツアーの時間になったので受付へ向かいます。参加料金はひとり500円(一般・18歳以上)で顔写真付きの本人確認書類の提示が必須(中学生以上)です。
約70分のツアーで参加者は40名ほどでした。まずは視聴覚室に案内され15分ほど施設に関する映像資料を見てから、専用バスに乗り最初の施設へと向かいます。
最初に向かったのは宇宙飛行士養成棟です。その名の通り、宇宙飛行士養成のための訓練施設があります。入ると本物の宇宙服が!実に120kgもあるそうです。
無重量状態なら平気かと言えばそうでもない、というのをなにかで読んだ気がします。
日本人宇宙飛行士の写真がズラリ。
若田宇宙飛行士が実際に着ていた青のボーダーシャツ、なんだかすごい見覚えがある。
閉鎖環境適応訓練設備。思わず字幕を入れたくなる名称です。長期間宇宙に滞在する宇宙飛行士の精神心理的ストレスを研究する設備とのこと。宇宙飛行士の選抜試験などいろいろと興味深い話が聞けました。
再びバスに乗りやってきたのは、きぼうの運用管制室。本物です。
ここから実際にきぼうと交信し指示なども出しているのです。機密レベルが高いということで撮影は禁止、入り口でスマホ含め撮影機器をすべて預け見学室へと案内されます。そして窓越しに実際の管制室が覗けるという仕組み。
ニュースや映画で見たような巨大パネルが複数ある「あの部屋」を見ることができました。
金井宇宙飛行士の色紙が展示されてます。元海上自衛隊の医師という金井飛行士は2017年12月からISSに滞在予定とのこと。
戻りぎわ、ツアーバスを正面から撮ることができました。
■寄り道その1
お昼を食べて植物園に向かう予定でしたが、レンタサイクルの案内所でもらった観光スポットマップでJAXAの近くに気になる帆布屋を見つけました。ちょうどカバンが欲しかったので行ってみることに。
地図を頼りに裏道へ入ると畑が広がっていて、舗装されていない道路やため池もありちょっとびっくり。
「須田帆布」です。工房兼直営ショップとのことです。大谷石のアプローチのある切妻屋根の素敵な建物。ショルダーバッグを購入しました。
すでに午後2時近くになりましたがまだ雨は大丈夫そうです。植物園へ向けて一路北へと走ります。
植物園の手前にあるパン屋「ベッカライ・ブロートツァイト」に立ち寄り。お昼を調達して植物園の庭で食べるつもりです。
店名はドイツ語で「ベーカリー・パンの時間(=おやつの時間)」という意味だそう。ドイツ語のかっこよさは異常。
お目当てはサンドイッチで、具材とパンを選ぶとその場で作ってくれるのです。
サンドイッチのできあがりを待つあいだ写真を撮りがてらお店のご主人と軽く会話したのですが、自分が持っていた須田帆布さんの紙袋を見て、須田さんも毎週ここのパンを買いに来ていると教えてもらいました。ご近所ネットワークここにあり。
看板の裏にはなんともかわいいイラストが。
■植物園へ
ベッカライ・ブロートツァイトからすぐのところに筑波実験植物園はあります。ここは国立科学博物館(かはく)が植物の研究を推進するために設置した機関とのことなので、上野のかはくのロゴ(デザイナー佐藤卓氏のデザイン)も見受けられます。
2017年のきのこ展は9/30から10/9まで開催されました。
入園料は310円(一般・大学生)。まず入る教育棟が第1会場で、きのこのイラストのパネルが展示されています。
教育棟を出るとセコイアのプロムナード。この先の広場で遅いお昼にします(飲食可能なスペースは限られているので注意)。
温野菜のチャバタサンド。激ウマでした。作りたてなのでパンはサクサクで具材の野菜も甘ーくほどよい味付け、最高です。毎週食べたくなる気持ちもよくわかります。
お腹も満たされたので看板に沿ってきのこ展会場に向かいます。
第2会場の多目的温室では、つくば周辺で採れたきのこがこれでもかと展示されています。
あまりに多すぎて朝の魚市場のような状態です。
ふだん本や図鑑などでしか見たことのないきのこもてんこ盛り。触るのもOKです。初めてノウタケに触りました。悪名高きカエンタケは保存液(ホルマリン?)で真っ白になっていました。
第3会場ではきのこが登場する漫画や小説が紹介されています。ここは著作権の関係で撮影不可。
広大な敷地内で見られるきのこが書き込まれています。なんだか臨場感があります。
園内ぐるぐる。
ところで地球上で最大の生物は何か、みたいなトリビア(?)がネット上でも散見されますが、その答えは「きのこ」だとか。山ひとつ覆うくらい菌糸を広げた菌床がDNA鑑定したら1体の生物だったという話。
そんなヤツがもし幻覚能力でも発揮できるようになったら惑星ソラリスみたいなことになりそうです。ソラリス山。
ちなみにカサと柄(え)があるいわゆる「きのこ」と呼ばれている部分は、菌類のからだの一部分である子実体というものです。
いよいよ雲行きが怪しくなってきました。画像は朝キャプチャーした当日の天気と午後3時ごろの雨雲マップ。
しかしまだ寄りたいところがあったので向かいます。
■寄り道その2
植物園よりやや北にある「千年一日珈琲焙煎所」です。
店内には古本やけん玉(店主さんがけん玉1級だとか)があり、本当はゆっくりお茶したいところですが今回は豆の購入のみ。この珈琲屋さんの入った建物には、魅力的な器など生活雑貨を扱った「manufact jam」や古本屋「PEOPLE BOOKSTORE & OFFICE」と雰囲気のいいお店が並んでいます。調べてみるとどうやら同時にオープンしたようでした。
さて、駅方面へ戻ります。緑が多くて気持ちいい。
そして4度目にしてやっと疾走感が出た気がしないでもない写真も撮れました。
途中、Pain de Vraie(パン・ド・ヴレ)というパン屋に寄り道して翌日の自宅用のパンを購入。バゲットなどの他、レバーケーゼブロートというパンが気になって買ってみました。レバーケーゼというのはスパムみたいな具材でした。
つくば周辺はパン屋激戦区なんだそう。
つくばエキスポセンターの横を通り抜けます。ここにもH-IIロケットがありますが、こちらは実物大の模型。立てて展示してあるのでその大きさが実感できます。全長49mだとか。
駅前のつくばセンター広場。ドラマや特撮番組などでよく見かける定番ロケ地です。せっかくなので寄ってみました。
■帰路
時刻は午後4時を回りちらちら雨も降ってきましたが、無事レンタサイクルを返却。高速バスのチケットはすぐ横で買えます。
ところが1台しかない券売機にはまさかの「発売中止」の文字が(写真は反射で見づらくなってしまいました)。
窓口に行ってみると、ICカードがあるなら上りは今800円のキャンペーン中なので直接乗り場に行ってくれとのこと。安い!しかも普通の路線バス並みの手軽さで高速バスが利用できるのも便利です。
バス停に行くとたしかにそのような運賃の表示がありました。
ちょうどチケット売り場の隣りにコーヒー屋があったので車内で飲むコーヒーでも買おうと入ったところ、ちゃんとドリップしてくれる(そしてそれなりのお値段の)コーヒーで思わず時間がかかってしまいました。
ギリギリでバス停に行くことになり、すでにバスは来ていました。帰りは関東鉄道のバスだったので予期せず、行きとは違う車両に乗ることができました。ガラス越しですが、バス全景です。
写真ブレてしまいましたが、バスに乗り込みます。
さらにブレましたがICカードで高速バスに乗る、の図です。
こちらの車両は4列36人乗りのトイレ付で肘掛・電源はナシ。スマホの充電がしたいならJRバス関東のバスを狙わないとダメなようです。
そのかわり、往路のバスより座席が2つ少ない分トイレはやや広かったです。広いトイレに入りたいなら関東鉄道のバスのほうを狙いましょう。
座席ポケットに入っていた案内チラシの両面を撮影。2017年10月から上りは途中の八潮PAで降車可能になったのでそのキャンペーンとして翌年3/31まで800円なんだそうです。
ところで、往路で予約不要とわかっていたので復路は特に検索などしてなかったのですが、ちょっと気になって翌週の同じ便を「高速バス比較」で出してみました。するとなんということでしょう、しっかりと「八潮PA乗り入れキャンペーン 交通系ICカードで大人片道800円※10/1~3/31」と載っていたではありませんか!
これはわかっているつもりで手間を惜しんではいけないという教訓ですね。「高速バス比較」、使わにゃ損です。使ってない人はいますぐダウンロードするとよいでしょう。宣伝しておきます。
バスはつくばセンター16:40始発で、出発時は乗客5人ほどでしたが桜土浦ICまでにいくつかある乗車可能なバス停で数名ずつ乗ってきたので常磐道に入るまでには16人ほどになりました。行きと逆のパターンです。やはり通勤利用の人も多いのでしょうか。16時台の便でこんな感じなので17-18時台はもっと乗ってくるのかもしれません。
乗る前に買ったコーヒー。あとで検索したらこのSAZA COFFEEはひたちなかのコーヒー屋で都内にも何店舗かあるようです。
しばらくすると、常磐道上りは渋滞していて東京到着は遅れるだろうと運転手よりアナウンスがありました。お急ぎの方は八潮PAでつくばエクスプレスにお乗り換えを、とのことです。3連休前の金曜日ということもあるかもしれないですが慢性的に渋滞するので八潮乗り入れが実現したということなんでしょうか。
さきほどのチラシにも「八潮→向島 通常11分/ピーク時 51分」と書いてあります。今まさにピーク時です。
八潮PAで3、4名ほど降りました。夜で雨なので写真がダメダメです。
渋滞を抜けバスは首都高向島出入口で一般道に降り、スカイツリー撮影名所のひとつ枕橋を渡りアサヒビールのフラムドールの横を通り吾妻橋から隅田川を越えます。観光コースですが雨脚も強まりよく見えません。
都営浅草駅、上野駅と停車して数名ずつ降りました。両方とも駅の出入り口のすぐ前なので便利です。これらの途中停車もあり、上りの乗車時間は下りより20分ほど長い予定でしたが、実際は渋滞にも捕まり予定時刻より45分ほど遅れて東京駅日本橋口へ着きました。乗車時間は結局2時間20分、往路の倍以上かかったことになります。
行きに車内を撮影したとき乗客が大勢写ってしまった反省を活かし、帰りは後ろの座席の人にどうぞどうぞと通路を譲り最後に降りるようにして、振り向いて撮影!バッチリです。ところが。
自分が下車するやいなやドアは閉まり、あっというまにバスは走り去ってしまいその姿を撮影できませんでした。ひっきりなしにバスが入ってくる日本橋口なので無理もありません。
バス写真で掉尾を飾ることも叶わず、大雨の東京駅でつくば高速バスDayのレポートを終わります・・・
■まとめ
旅行は好きですが社会人になってからは頻繁に行けるわけではないので、現地での時間を多くするため移動時間のかかりそうなバスを使うということはほとんどありませんでした。しかし今回のようなわりと近距離で便が多くあるところなどは、場合によっては高速バスを利用したほうが便利なこともあるとわかりました。
ただやはり渋滞で時間が読めないということも身をもって体験したので、結局はいろいろな情報を手に入れ限られた時間内で臨機応変に行動できることが重要だなとも思いました。次につくばへ行くときは、行きはバスで帰りは電車に乗ってしまうかなーという感じです。
余談ですが、沢木耕太郎氏のあの「深夜特急」を読んで旅に出た人はおそらく何万人といるかと思いますが、自分はかつてあの本を読んで、お腹の調子が悪いのにトイレに何時間もいけなかったというくだりがあまりに恐ろしくて逆に長距離バスの移動が怖くなってしまいました。ですが、今のバスにはほぼトイレがあります。こんな安心なことはありません(今回は往復とも使いませんでしたが)。
というわけでひとつ間違いなく言えるのは、旅の移動手段の選択肢にバスが確実に加わったということです。これからは積極的にバスも組み合わせた旅をしたいと思います。