日立の絶景カフェを楽しんだMさんと同じ日に、Yさんもバスの旅を満喫しました。秋晴れの軽井沢でどんなことをして過ごしたのでしょうか。
行先:長野県軽井沢町
目的:軽井沢ショッピングプラザとハルニレテラスをめぐる旅
日時:9/21(木)
旅人:Yさん、男性、ディレクター
◆往路バス情報
バス会社:昌栄交通
シートタイプ:3列独立
乗車バス停→降車バス停:バスタ新宿→JR軽井沢駅北口
乗車時刻(乗車時間):08:00→10:50(2:50)
料金:2500円
乗客数(おおよその乗車率):4割ほど
立ち寄ったSA名と停車時間:三芳PA、横川SA 各15分
同じルートを電車で利用した場合の所要時間と料金比較(同ルートがなければ省略):1:53 /5,910円
その他バス特徴:なし
予約方法:インターネット(高速バスドットコム)
支払方法:クレジットカード
◆復路バス情報
バス会社:西武観光バス
シートタイプ:4列
乗車バス停→降車バス停:軽井沢駅前→練馬駅
乗車時刻(乗車時間):17:00→19:27(2:27)
料金:2,600円
乗客数(おおよその乗車率):2割ほど
立ち寄ったSA名と停車時間:上里SA 15分
同じルートを電車で利用した場合の所要時間と料金比較(同ルートがなければ省略):1:54 /5,874円
その他バス特徴:なし
予約方法:インターネット(JTB)
支払方法:クレジットカード
【体験記】
高速バスを使って長野県の軽井沢まで日帰り旅行に行ってきました。軽井沢というと新幹線の印象が強かったのですが、高速バスで行ってもそれほど時間も変わらず料金も半分以下なので一度行ってみたいと思ってました。
軽井沢ショッピングプラザと中軽井沢のハルニレテラスを巡ります。
■予約&決済
夜行バス比較なびで東京から軽井沢行きのバスを検索。
行きと帰りで別のバスに乗りたかったため、行きはバスタ新宿から軽井沢駅北口まで移動する昌栄交通のどっとこむライナーを利用。帰りは軽井沢駅前から自宅に程近い練馬区役所まで移動する西武観光バスを利用しました。
行きのバスは高速バスドットコムで予約。このバスは3列シートにも関わらず、4列シートよりもお得な値段だったので興味を惹かれました。
高速バスドットコムで予約しクレジットカードで決済。決済を終えるとメールが届きます。このメールが乗車券代わりになるので、キャプチャをとって保存しておきました。
帰りのバスはJTBで予約。こちらも決済を終えるとメールが届くのですが、そのメールを見せるだけでは、乗車券代わりにならないので注意が必要です。
乗車するには、メールに記載しているURLをクリックし、管理画面にログイン。その後に表示される「モバイル乗車券」が必要です。これもキャプチャをとっておきます。
このように乗車券の扱いはバス会社によって微妙に違うので注意が必要だと思いました。スマートフォンで予約する場合は、何かあった時のためにキャプチャをとっておくと安心かもしれません。
■バスタ新宿
行きのバスはバスタ新宿から8時に出発です。余裕を見て少し早めに家を出ます。
JR山手線の新宿駅のホームにはバスタ新宿への案内板がたくさんありました。
新宿駅は迷路のように複雑なので案内板があると安心です。
長いホームの端まで行き、エスカレーターに乗ります。
そして新南改札を出ます。
普段はなかなか使わない改札なので新鮮に感じます。
改札を出て左にある長いエスカレーターは4階まで直通です。
エスカレーターに乗って降りたところにバスタ新宿はあります。
バスタ新宿は平日にも関わらずたくさんの人で賑わっていました。
当日券を買っている人の姿も。
空港のチェックインカウンターのような設備です。
出発まで時間があったので、コンビニへ朝ごはんを買いに行きます。
店内の通路はすべて行列になっており、列に並びながら商品を選ぶのが暗黙のルール。その様子はまるで流れるプールのようでした。
迷って立ち止まってしまうと、後ろが詰まってしまうため決断力が求められます。
無事にパン・おにぎり・お茶を購入。
その後トイレに移動。
ウォシュレットがないと聞いていたのですが、設置されていて嬉しかったです。オープン当時はウォシュレットがなくて不満、という声も上がっていたようですが、現在は設置されています。
ウォシュレット以上に衝撃的だったのが、こちらのステッカー。
洋式トイレを使ったことがない海外の旅行者向けに使い方を説明しているそうです。洋式トイレに慣れていない旅行者は便座の上に足を乗せて使うため、便座が割れる原因にもなるのだとか。
外国人旅行者が多い京都のトイレにも同じようなステッカーが貼ってあるそうです。
喫煙所の案内板は、D12番乗り場ベンチの横に設置されています。タバコを吸う方にとっては重要な案内ですね。
少し離れているようなので、乗り遅れないように計画的にご利用ください。
自動販売機も至る所に設置されています。
コンビニの行列に並ばなくても飲み物が買えるのは嬉しいですね。
乗り場に移動。
この日の軽井沢行きはD12番から出発します。
ベンチに座ってバスを待っていると、目の前をたくさんのバスが通り過ぎていきます。いろんなタイプのバスを目の前で見られるのでバスが好きな人にはたまらない場所かもしれません。
近くにいた外国人の赤ちゃんはバスが通るたびに大喜びしていました。
この日印象的だったのは、バスタ新宿のスタッフの方の対応でした。お客さんの受付や対応は基本的に運転手の方がひとりでやるのですが、バスタ新宿のスタッフの方が運転手の方をうまくサポートしていました。
次に来るバスの案内や並ぶ場所の誘導をしています。
スタッフの方は、ディズニーランド行きのバスを待っている海外のお客さんに流暢な英語で話しかけていました。紳士的でさりげない対応に感動すら覚えました。毎日これだけ多くのバスが安全に運行できるのは、こういったスタッフさんの影の支えもあるのだと実感しました。
■行きのバス(バスタ新宿~軽井沢駅北口)
出発10分前、本日お世話になる昌栄交通のバスが到着。運転手さんにスマートフォンのキャプチャを見せ名前を伝えると受付完了。座る席を案内してくれます。
運転席のすぐ後ろの席。3列独立シートでフットレストが付いています。
通路が広い分、座席1つ1つは4列シートと同じくらいのサイズ感です。
車内の様子です。平日なのでもっと空いていると思っていましたが、思ったより混んでいて乗車率は4割くらいです。
定刻通り8時ちょうどにバスタ新宿を出発。
高速道路で渋滞があったらしく、しきりに運転手さんが無線で連絡を取っています。
三芳PAで1回目の休憩。運転手さんがマイクで次の出発時間を案内してくれました。
プラカードでも出発時間を提示してくれるので、うっかり聞き逃した方や海外の方でも安心です。
さわやかな水色の車体。遠くからでも発見しやすいです。
群馬に入ったあたりから緑が濃くなってきました。
運転席のすぐ後ろで景色を楽しみます。
横川SAで2回目の休憩。
名物の「峠の釜めし」が売っていました。
釜めし以外にもB級グルメに力を入れているみたいです。
お昼にはまだ早かったので食べるのは我慢しました。
横川SAを出発して20分。
渋滞もあったため定刻より少し遅れて、軽井沢駅北口バス停に到着しました。
降りる際に運転手さんが駅までの道を教えてくれました。軽井沢駅北口のバス停から軽井沢駅までは徒歩5分程度。駅から少し離れているので、帰りにこのバス停から乗る人は少し余裕を持って動いたほうが良いです。
■軽井沢を散策
バス停から少し歩くと軽井沢駅に到着。駅の構内を通過し北口から南口へ。
ステンドグラスから差し込む光が綺麗です。
駅を抜けた先に軽井沢ショッピングプラザはあります。
ショッピングプラザ内はたくさんの緑に囲まれており、気持ち良く買い物を楽しめます。
財布の紐も緩くならないように気をつけないと。
アウトレットでのご飯と言えばフードコート。
色んなお店が入っています。
芝生エリアは広くて綺麗。球技などは禁止されていましたが、入っても大丈夫でした。
芝生の上に日よけのテントを広げ、くつろいでいる家族連れもいました。
キッズパークもあります。
入場料は30分600円。
ペットと一緒に楽しめるカフェやドッグランも充実しています。
そのせいかペットを連れている方も多く見かけました。
買い物を続けたかったのですが、重い荷物を持って移動するのを避けるため、先にもうひとつの目的地であるハルニレテラスを目指します。
■中軽井沢に移動
ハルニレテラスのある中軽井沢に移動します。軽井沢駅から中軽井沢駅まではたったの1駅と思って油断していました。しなの鉄道は1時間に1~2本しかないという事にこの時初めて気が付きます。
幸い次の電車が15分後だったため、時間のロスはそれほどありませんでした。
うっかり東京に帰るバスに乗り遅れないよう、軽井沢に戻る電車の時間をしっかり確認しておきます。
自動改札はないので、駅員さんに切符を見せてハンコを押してもらいます。ホームに降りると2両編成のレトロなデザインの電車が止まっていました。懐かしい感覚です。
ボックスシートに座って出発を待ちます。観光客以外にも地元の高校生も乗っていました。地元の人の足としても活躍しているようです。
4分で中軽井沢駅に到着。
1駅だけの移動でしたが、旅気分を味わうには十分でした。
ハルニレテラスのある星野エリアには無料のシャトルバスで移動します。
シャトルバスは駅のホームから見えるところに止まっているのでわかりやすいです。
シャトルバスの出発時間は電車の到着にあわせて組まれているので、電車を降りてからスムーズに乗り継げました。
中軽井沢駅から星野エリアまでは7~8分で到着。
バス停からハルニレテラスや日帰り温泉のトンボの湯は徒歩圏内です。
村民食堂では日本酒を楽しめます。
温泉に入って疲れを癒したかったのでトンボの湯に行きました。
受付で入場料1,300円を払います。
内湯も露天もサウナもあり、ゆっくりくつろげました。
居心地が良くて気が付いたら1時間以上入っていました。
急いで支度を整えハルニレテラスに向かいます。
トンボの湯からハルニレテラスまでは、川沿いの整備された道を5分ほど歩きます。
川の流れる音も心地よく、森の中をハイキングしている気分です。
案内板を発見。ハルニレテラスは中国語だとこう書くみたいです。
ハルニレテラスに到着。ウッドデッキと統一感のある建物。
自然と一体化した空間になっています。
可愛いお店がたくさんありました。
ここは地元でとれた野菜を使ったフレッシュジュース屋さん。
老舗のお蕎麦屋さん。
お昼ご飯はここで食べても良かったですね。
永井農場で絞ったミルクを使用するジェラート屋さん。
たくさんのお客さんで賑わっています。
他にもカフェや地ビールやワインを扱ったお店、マッサージ屋さんもありました。
建物の横に所々照明がセットされていたので、暗くなってからの雰囲気はもっと素敵だと思います。帰りのシャトルバスの時間が迫っていたため、あまりゆっくりできずハルニレテラスを後にし、中軽井沢駅に戻ります。
シャトルバスで駅に到着し切符を購入。
次の電車まで少し時間があったので中軽井沢駅をちょっと散策することに。
「くつかけテラス」という地域交流施設が駅に併設されています。
図書館や多目的室があるようです。
しなの鉄道で軽井沢駅に戻ります。電車が入ってくるとたくさんの人が電車の写真を撮影していました。インスタ映えしそうです。
■帰りのバス(軽井沢駅前~練馬区役所前)
軽井沢駅に戻ってからは軽井沢ショッピングプラザでお土産を買ったり、ショッピングをして過ごします。
雰囲気が良いので散歩や写真を撮るだけでも十分楽しいです。空はすっかり秋の空。
帰りのバスが出発する17時に近づいてきたので、そろそろバス停に向かいます。
軽井沢駅北口出口すぐ横のエスカレーターを降りたところにバス停があります。
番号によって、路線バスや高速バスの乗り場が振り分けられています。
高速バスを利用する人は3番のバス停を利用します。
バス停に行くと既に高速バスが止まっていました。
帰りは西武観光バスを利用します。キャプチャで撮っておいた「モバイル乗車券」を見せ、名前を伝えてからバスに乗り込みます。
お客さんは自分も含めて10名弱。
途中のバス停で乗ってくる人も数名いました。
帰りは4列シート。
隣が空いていたため快適でした。
帰りはほぼ渋滞もなくスムーズに進みます。
上里SAで15分の休憩。
ほぼ定刻通り練馬区役所前に到着しました。バス停から練馬駅まで徒歩5分くらい。
西武池袋線や大江戸線を利用する人は、終点に行くよりもここで降りたほうが便利です。
反対車線には乗車用のバス停がありました。
いつか利用すると思うのでチェックしておきます。
■感想
天気が良くショッピングや温泉にも入れて、軽井沢の日帰り旅行を満喫することができました。軽井沢は過ごしやすく四季を感じられる場所なので、季節を問わずおすすめの場所です。
実際に高速バスを利用してみて気が付くことが多かったです。今回バスタ新宿を利用しましたが、すごく使いやすくてホスピタリティを感じました。オープン当初はコンビニがなかったりトイレが少なかったりと色々と問題も耳にしましたが、徐々に改善されてきているようです。海外の旅行者の方にも安心して使ってもらえると思います。
ただ、軽井沢駅のバス停が少しわかりにくいように感じました。帰りに利用した軽井沢の駅前のバス停は駅からの案内もありわかりやすいのですが、行きに利用した昌栄交通のバス停は駅から少し離れているため初めての人には難しいかもしれません。行きと帰りのバスが逆だったら焦っていたかもしれません。
このように行ってみないとわからない情報を上手にシェアすることで、高速バスを利用する人の不安を少しでも減らしたいと思いました。同じように楽しみも伝えていきたいです。