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【高速バスDay!】富士山の北麓、河口湖ぶらり散歩で1万歩


日時:2019年3月18日(月)
行先:山梨県富士河口湖町
目的:日頃の運動不足を解消すべく、河口湖ぶらり散歩で1万歩、歩く。
    「わたし、やるわ。でも、温泉にも浸かるわよ」作戦。
旅人:M氏、Webディレクター


◆往路バス情報
バス会社:富士急バス(旧:富士急山梨バス)
シートタイプ:4列標準
乗車バス停→降車バス停:東京駅八重洲南口→河口湖駅
乗車時刻(乗車時間):09:20→11:20(2時間)
料金:1,800円
乗客数(おおよその乗車率):8割
立ち寄ったSA名と停車時間:談合坂SA(15分)※臨時便のため。通常ノンストップ
同じルートを電車で利用した場合の所要時間と料金比較:
【特急利用】乗車時間2時間22分 3,980円(IC)※乗換2回 東京-中央線-八王子-かいじ5号(指定席750円)-大月-富士山ビュー特急1号(指定席600円)-河口湖
【普通列車】乗車時間2時間58分 2,630円(IC)※乗換2回 東京-中央線-高尾-中央本線-大月-富士急行線-河口湖
その他バス特徴:Wi-Fi・トイレ付き/2点シートベルト
予約方法:日本旅行・高速バスぷらざ
支払方法:コンビニ払い/クレジットカード

◆復路バス情報
バス会社:富士急バス(旧:富士急山梨バス)
シートタイプ:4列標準
乗車バス停→降車バス停;河口湖駅→東京駅日本橋口
乗車時刻(乗車時間):17:30→19:35(2時間5分)
料金;1,800円
乗客数(おおよその乗車率):8割
立ち寄ったSA名と停車時間:なし
同じルートを電車で利用した場合の所要時間と料金比較:往路に同じ
その他バス特徴:Wi-Fi・トイレ付き/2点シートベルト
予約方法:日本旅行・高速バスぷらざ
支払方法:コンビニ払い/クレジットカード

【体験記】
よし!のんびり1万歩。自然があって、且つ、不便ではないところ。それと、日帰り温泉があるところ。河口湖ならバッチリ条件に合うのでは!? しかも富士山を拝めるし最高!ということで河口湖に決定。
幸いお天気も良く気持ちの良い1日になりました。

河口湖大橋から富士山を望む

■高速バス予約と支払い
「バス比較なびアプリ」で河口湖着の便を検索すると、東京からだけでも、東京駅発、新宿発、池袋発、渋谷発、品川発、秋葉原発、世田谷発、日野発、八王子発、調布・多摩発、三鷹発、府中・国分寺発、羽田空港発、東京ドーム発と、たくさんの便が出ています。出発時刻も多く選べる路線の「東京-富士五湖線(中央道経由)」に決めました。

乗車12日前で、8時台より前の便は「満席」か「残席わずか」になっており、春休みなこともあって大人気路線のようです。


支払いはコンビニ払いに挑戦。タッチパネルも簡単すぎて呆気なくお支払い完了。クレジットカードが無くても手間なく払えるコンビニ払いの人気の理由がよくわかりました。

座席の予約は乗車の1ヶ月前(前月同日)から可能。乗車票は予約サイトからのメール提示でOKです。

■09:20 東京駅から、一路河口湖駅へ

東京駅はビジネスパーソンや観光の方々でいっぱい。東京駅高速バスターミナルも大きな荷物を持った人たちで大賑わいです。
バス停が8番か9番のどちらかだったので掲示板を確認すると、「富士急ハイランド 河口湖駅 13号(山中湖行)」は9番乗り場から発車となっていました。

運転手さんに乗車票を見せて、いざ乗車。座席は右側でした。座席指定できるバスの場合、大きな富士山を裾野までじっくり見たい方は左側がおすすめ。特に河口湖IC手前から見る富士山は見事です。右側でも富士山はもちろん見られますし、府中競馬場やリニアモーターカーの見学センターを見ることができます。


この日のバスは臨時便とのことで運転手さんの他に助手の女性も乗車しており、乗降の案内や発着のアナウンスを担当されていました。乗客は、フランス人、中国人、日本人の家族、学生のグループ。観光目的の方が10割の様子です。みんな楽しそう!

今日は雲ひとつない快晴♪ 行ってきます

■中央フリーウェイ
八王子を過ぎたあたりから奥多摩の山並みと雪を冠った峰々が見え、富士山がどんどん近づいて大きくなる様子も見られました。高速バスは車高が高く、車窓からの眺めの良いのがいいところ。富士山がバッチリ見えると、パシャパシャ!シャッター音が車内のあちらこちらから聞こえてきました。高速バスあるあるです。

EXPASA談合坂

本来は休憩なし路線ですが臨時便でトイレなしの車両に変更されたため、SA、PAを通るごとにトイレ休憩を利用したい乗客がいるかを確認。談合坂SAで途中休憩がありました。談合坂SAは大好きなサービスエリアで見て回りたい〜けど休憩時間は15分。トイレだけで我慢なり。

■11:35 河口湖駅に到着
途中の停車地「富士急ハイランド」で家族連れと学生グループほか乗客の約半数が下車。その後5分ほどで「河口湖駅」に到着しました。時刻は11時35分。SA休憩を挟んだので15分遅れでした。

河口湖駅

趣のある駅舎の施設はとても充実していて、山梨県の郷土料理も食べられるカフェ&レストラン・お土産ほか物販スペースのある「Gateway Fujiyama」が入っています。こちらで、お目当の「豚味噌焼き弁当」を無事購入♪ 帰りのバス停も確認OK。観光案内所で富士河口湖ナビゲートマップと富士五湖周遊バス時刻表を入手して準備完了!
11時50分、河口湖ぶらり散歩スタートです。


駅舎を背にして左から、スーツケースも入る大きめのコインロッカーと喫煙所/トイレ/Gateway Fujiyama(FUJIYAMA Café、物販スペース)/待合室/改札/電車・バスのきっぷ売場/観光案内所

■1万歩の1歩め、河口湖へ向かってしゅっぱーつ♪
河口湖「船津浜」へは、河口湖駅正面の道、富士観光開発が入っているビルの右横をまっすぐ進みます。車線が少し広い「御坂みち」とぶつかるT字路を左へ。坂を少しだけ下り「船津三差路」を右方向へ。あとは「御坂みち」を道なりにまっすぐ行くだけ。距離は800mほど、所要時間は10分くらいです。

船津三差路
要所要所に案内看板がありました。

■河口湖「船津浜」に到着!

さて、湖畔に着いたは良いけど、どこをどう歩くかはノープラン。ベンチに座り、観光案内所でいただいてきた富士河口湖ナビゲートマップと暫しにらめっこ。まずは河口湖全景を見てみるために「富士山パノラマロープウェイ」で天上山に登ることにしました。

■~河口湖~ 富士山パノラマロープウェイ
富士山パノラマロープウェイの乗り場は「河口湖遊覧船乗り場」を通り過ぎてすぐ。右手に「フジヤマクッキー」が見えたら、その手前が入り口です。

フジヤマクッキー

ロープウェイ入り口

うおー、すごい並んでる!!!
やめるか?並ぶか?ハイキングコースで登るか?…並ぼう。

さすが観光地。ここは国連?と思うくらい多種多様な言語が飛び交っています。Spanish、English、Chinese、German、French、前に並んでいた方はノルウェーから来たそうです。みなさん行儀よく並んでいて感心しました。


乗り場までの通路には、カチカチ山の物語が飾ってあります。古来からの残虐なバージョンで無駄な気遣いが無くてよい。

行列に並んでから30分、ようやく順番が来ました!

ちょっとした空中散歩。下る客車にウサギが乗っていました。


乗車時間は超短く、あっという間に「天上山富士見台駅」に到着。わかっちゃいたけど、すごい人ひとヒト。
でも、富士山、どーん!並んでよかったー。


大〜きな富士山を見つめていたら、遠近感というか平衡感覚というか、何かがおかしくなってきたような気がしました。魔法?


後ろから、ど突かれるウサギ


富士山のマメ知識

Q1 富士山の山頂はどこの県?
A:富士山は山梨県と静岡県にまたがってそびえていますが、山頂の県境は決まっていません。また、富士山頂は富士山本宮浅間神社の境内とされています。

Q2 富士山に初めて登った人は誰?
A:富士山に初めて登頂したのは聖徳太子であるという伝説があります。伝説では聖徳太子が馬に乗ってひとっ飛びで山頂に達したという逸話があります。

Q3 富士五湖は全て言える?
A:富士五湖とは富士山の北麓にある山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の五つの湖の総称です。

Q4 赤富士と紅富士の違いを知ってる?
A:雪のない季節の富士山を朝夕の光が赤く染めている状態のことを赤富士、雪が積もっている富士山を朝夕の光が赤く染めている状態のことを紅富士といいます。

Q3以外、知らんかった。勉強になるなぁ。


この山あたりを舞台にしている太宰の小説「お伽草紙〜カチカチ山」についての案内板もありました。


天上山から見てみて河口湖の大きさもおおよそわかり、散歩コースを妄想上で決定。左回りで浅川エリアへ向かうことにしました。


展望台のこたつ、大流行り。「おこたに入って富士山を眺める」という目的でも良かったかしら?
「天晴!頂き富士炬燵」時間無制限で1回100円みかん付きは、3/31(日)までで終了しました。来冬もぜひ開催してほしいです。


登りで乗った客車にはタヌキが乗っていました。えっさーっほいさーっ、ウサギもタヌキもご苦労さま。
山を降りる途中、ガシャシャシャシャーっと木を擦って行ったけど大丈夫なのかしら?(木の方。痛そ〜)

~河口湖~ 富士山パノラマロープウェイ
往復:大人(中学生以上)800円/小人(小学生)400円
片道:大人(中学生以上)450円/小人(小学生)230円
小学生未満 大人1名につき1名まで無料
https://www.mtfujiropeway.jp/

■浅川エリアのウォーキングトレイルを産屋ヶ崎まで歩く


静かな浅川エリア。湖岸に打ち寄せるさざ波の音、湖面の光、のんびりてくてくが楽しい道です。タヌキが付いたボートが葦の中で風化している可哀想な光景などもちらほらありますが、まぁ、ご愛嬌ということで…。道の両脇には、まだ若い桜がこれでもかというほど植えてあり、これから成長して開花したら、さぞや美しい遊歩道になると思います。




ワカサギ釣りのボートや、川鵜(カワウ)が音もなく潜り魚を取っているのをボーッと眺めていたら、すぐ横の桜にモズが来ました。ほかにも野鳥がたくさんいて、荷物を減らそうと双眼鏡を持ってこなかったのが悔やまれる。

■産屋ヶ崎

産屋ヶ崎神社(うぶやがさきじんじゃ)

河口浅間神社(かわぐちあさまじんじゃ)の末社で由緒正しき神社です。お近くにお邪魔している旨と感謝のご挨拶を済ませました。


御由緒に鳥のウンチョスが…涙


お社の横からも見事な富士山が見られました。桜の蕾はまだ顔を出したばかりです。

■河口湖大橋を渡って大池エリアへ


「日本の道100選」に選ばれている河口湖大橋。遮るもののない360度の大パノラマ!産屋ヶ崎から対岸まで550mほどの気分爽快な橋です。ここはぜひ、徒歩で渡るのがおすすめです。

■大池公園で弁当ランチ
河口湖大橋から見た大池公園

ポプラ並木があり、水辺で遊ぶこともできる公園です。
こちらにはテーブルとベンチもありましたので、遅めのお昼ごはんをいただくことにしました。

豚味噌焼き弁当〜♪ 冷めているのにお肉が柔らかく脂も全くしつこくない。卵焼きもお漬物も、もっちりしたお米に合っていて美味しゅうございます!
そして特筆すべきなのは、このお茶「風林火山物語」。苦味と甘味のバランスが非常に良く、とても好みの味。一口飲んだあと、思わずパッケージを見直してしまいました。超いいもの見つけちゃった。

●甲州名物 豚味噌焼き弁当 830円(税込)/富士登山電車
【おしながき】厳選山梨産食材 豚:富士桜ポーク 米:山梨県産 ミルキークイーン 千葉県産 ふさこがね 卵:富士河口湖産 赤玉卵 漬け物:山ごぼう なたわり漬
●有機栽培緑茶 風林火山物語 地域限定 150円(税込)/お茶の春木屋

ブロンズ像「湖上の女神」名鷲岳了氏作
浅間明神木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)と磐長姫命(いわながひめのみこと)の姉妹が仲よく湖上に舞う姿を表現したものだそうで、すごい躍動感。一見の価値ありです。


さきほど乗った富士山パノラマロープウェイが見えました。

おなかも大満足したところで、さて、何歩歩いたかな?とヘルスケアをチェックすると、河口湖駅到着時の歩数を差し引いて11,520歩!1万歩達成しておりました。ちょっとラクチン過ぎたかもしれん。

■富士河口湖温泉郷 ロイヤルホテル河口湖「開運の湯」へ
目標達成=ご褒美の温泉!!! 大池公園の一番近くにある…というか通りを挟んだ向かい側にある「ロイヤルホテル河口湖」の日帰り入浴を利用することにしました。
フロントの方(台湾の方かな?)の対応がとても感じ良く、入浴前からほっこりです♪


フロントでお借りしたお風呂の写真をカメラでパチリ

御影石の内湯1つ、外湯の庭園風呂と露天岩風呂が1つずつ。ほかに利用客はおらず貸切状態で贅沢に浸からせていただきました。
外湯では鳥のさえずりが聞こえ、岩風呂は何時間でも入っていられそうなぬるめの温度。はぁ〜癒される。開運しそう〜!

男女共用の湯上り処には、マッサージチェアが4台、アイスや飲み物(ビールも♪)の自動販売機がありました。


すぐ横に無料の町営駐車場があるので、車で来てふらっと立ち寄るのにも便利そう。写真左側、赤い庇のあるところが河口湖ロイヤルホテルの裏口です。

ロイヤルホテル河口湖「開運の湯」日帰り入浴
利用時間:要問い合わせ
定休日:無休(メンテナンス休あり)
入浴料金(2時間):大人1,000円/子供(0歳から小学生まで)800円
※タオル代別途:売りタオル250円/貸しバスタオル300円
※温泉ご利用割引クーポン有り:100円OFF 受付時に提示/平日限定
※脱衣所に100円コインロッカー有り
※アメニティは、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ドライヤー、オールインワンゲル化粧品が備え付けてありました。
※無料Wi-Fi有り
https://www.royalhotel-kawaguchiko.com/ja-jp

■16:30 河口湖駅へ
河口湖駅までは1.5kmほどの距離。富士五湖周遊バスで帰ろうかと思っていましたが、温泉でたっぷりと癒され、外はまだ明るくもう少し歩きたい気分。町を見物しながら、ぷらぷらと歩いて帰ることにしました。

大池エリアから船津浜への道



「御坂みち」
船津浜の昭和レトロな町並み。駅までは緩やかな登りです。

■16:45 I’m back! 河口湖駅

ちょうど、富士急グループ施設利用者専用の無料巡回バス(水色のバス)が出て行きました。


やっぱり撮っちゃう「旧富士山麓電気鉄道 モ1号」


時刻は17時過ぎ。ピークなのか高速バスがひっきりなしにやって来ます。バス停にはガイドの方が何人もいて、手際よく行き先別に人々を整列させていました。

■お土産を買いました

駅舎内の「Gateway Fujiyama」でお土産を物色。バス停の目の前で、帰る直前に買えるなんて便利だわー。
こちら、実はあちこちで見かけるお菓子です…笑。金ピカパッケージの富士山が気に入って購入しました。
富士山 ベイクドショコラ 20個入り 1,080円

■17:30 復路バス乗車、東京へ

前発の新宿行きが、乗客が来ないためなかなか発車せず、定刻よりも5分遅れの出発となりました。最後の乗車地、富士急ハイランドを出たときには15分の遅れに。「東京駅には20時過ぎに到着予定です。お急ぎのところ申し訳ございません」のアナウンス。家に帰るだけだし問題なーし。

車中では、隣席のご婦人が聞こえるか聞こえないかくらいの音量で鼻歌を歌われていて、それがなんとも気持ちよく、いつのまにか眠ってしまいました。

■19:35 東京駅日本橋口到着

寝たり起きたりしていて気がつけば新宿。うーん首が痛い。首都高の渋滞も無く順調に霞ヶ関ICを降り、なんと!走行中に発車の遅れを取り戻したようで、定刻通り19:35に「東京駅日本橋口」に到着しました。

■まとめ
東京駅から高速バスで、わずか2時間の距離にある河口湖。乗り換える必要も無く、料金も片道1,800円だなんて、お得です!

周辺も自然豊かで癒されますし、おしゃれなカフェや美術館も、古きよき昭和の観光スポットも楽しめ、釣りはもちろんのこと様々なアクティビティも体験可能。そして、何と言っても富士山の雄大さは圧巻!色々なアプローチで楽しめるおすすめの湖です。

今回は河口湖のほんの一部しか周っていないので、次回は富士五湖周遊バスを利用して大石公園の方まで足を伸ばしてみようと思いました。

翌日は、物の見事に筋肉痛。やっぱり運動不足だわ。


今回歩いた河口湖ぶらり散歩コース
大凡6km

同僚Tちゃんの、【高速バスDay!】河口湖一周サイクリングの様子はこちら!
https://www.lclco.com/blog/admini/report/1219/

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