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【高速バスDay!】小江戸を体感しよう!佐原でレトロな街散歩とグルメの旅

秋の行楽シーズン、初めて訪れた街で素敵な思い出を作れたようです。


行先:千葉県・佐原
目的:小江戸を体感しよう!佐原でレトロな街散歩とグルメの旅
日時:10/22(月)
旅人:Mさん、凄腕Webディレクターの卵


◆往路バス情報
バス会社:関鉄グリーンバス
シートタイプ:4列
乗車バス停→降車バス停:東京駅八重洲南口→佐原駅
乗車時刻(乗車時間):9:40→11:00(1:20)
料金:1,750円
乗客数(おおよその乗車率):およそ20%
立ち寄ったSA名と停車時間:無し
同じルートを電車で利用した場合の所要時間と料金比較:2:30 /1,660円(乗り換えあり)
その他バス特徴:トイレ付
予約方法:予約不要
支払方法:JR高速バスきっぷうりばにて購入

◆復路バス情報
バス会社:関鉄グリーンバス
シートタイプ:4列
乗車バス停→降車バス停:佐原駅→東京駅日本橋口
乗車時刻(乗車時間):15:55→17:40(1:45)
料金:1,750円
乗客数(おおよその乗車率):およそ30%
立ち寄ったSA名と停車時間:無し
同じルートを電車で利用した場合の所要時間と料金比較:2:13 /1,660円(乗り換えあり)
その他バス特徴:トイレ付
予約方法:予約不要
支払方法:駅前観光案内所にて購入


佐原行きの高速バスは、
・関鉄グリーンバス(佐原・鉾田・麻生ルート)
・京成バス(銚子・佐原ルート)
と2種類ありますが、どちらを選んでも値段や所要時間は変わりません。

今回は出発時間の都合上、東京駅発の関鉄グリーンバスを選択。
予約は不要ですが席は先着順の為、早めに列に並んでおくことをおすすめします。


【体験記】

今回紹介する千葉県「佐原」は、都心からわずか2時間で江戸にタイムスリップできる町。
特に平日は他の観光地に比べ人が少なく、穏やかな空気が流れる穴場スポットです。
都会の喧騒から少しばかり離れたこの場所で、情緒溢れる町並みと美味しいグルメを堪能します!

◆東京から佐原へ
当日は秋晴れ!お出かけには最適日和です。
初任給で購入したカメラをぶら下げ、ワクワクしながら駅へ向かいます。

東京駅に到着したら、八重洲南口を目指して歩きます。
JR高速バスのきっぷ売り場は、駅構内とは繋がっていませんのでご注意を。
バスターミナルを左手に見ながら奥まで進むと、きっぷうりばに到着です。

片道・往復どちらでも購入可能。

関鉄グリーンバス「佐原・鉾田・麻生行き」は6番乗り場。出発の20分前に乗り場に到着しましたが、既に2人並んでいました。

9:30頃、関鉄グリーンバスがやってきました!
きっぷを運転手さんに見せて乗車します。降りる際に回収するので失くさないようにしましょう。

席は4列、後方にトイレがあります。
シート間の距離は割と近い為、隣が知らない人だと少し落ち着かないかもしれません。

充電のコンセントやフットレストなどはありませんでしたが、乗車時間が短いので気にはなりませんでした。

◆佐原駅着

定刻通り9:40発→11時着。

目の前には立派な佐原駅。ヒラヒラと舞うのれんが素敵~

まずは観光マップを調達しに、歩いてすぐの「駅前観光案内所」へ。さわら観光MAPは20円でした。

「佐原の町並み観光だけなら、徒歩で十分だよ~」と案内所の人が丁寧に教えてくれましたが、今回は駅から少々離れた神社にも行きたいので、自転車を借りることに。

・香取市観光めぐりレンタサイクル
普通自転車 500円
電動自転車 700円
9:00~16:30まで貸し出し(雨天時は貸出なし)
レンタサイクル

◆約400社の総本社「香取神宮」へ

 


最初の目的地、香取神社の総本社である香取神宮へ向かいます。
駅から約20分程自転車を漕ぐと、見えてきました看板!

駐輪場は設けられていないので、奥に進むと見えてくる甘味処の付近に停めました。
亀甲堂は「厄払い団子」が有名なお店です。いい匂いがします…。

1700年に建てられたという香取神宮。国の重要文化財として指定されています。

神聖な雰囲気がある参道。3月下旬~4月上旬は桜、11月下旬~12月上旬にかけては紅葉も楽しめます。絶対きれいだろうな~!

写真は楼門。総門・楼門と大きな門をくぐると、本殿が見えてきます。

本殿。
写真では伝えきれませんが…黒漆が輝き、とにかく迫力があります!ご縁があるように、5円玉でお祈りしておきました。

香取神宮では1年を通して祭典や催しが開かれています。詳しくはHPへ。
香取神宮

◆黒いお蕎麦が人気!?「小堀屋本店」へ
さて先程の甘味処を無視したため、お腹がぐーぐー鳴りやみません。
行ってみたかったお店があったので、我慢していたのです。

そのお店とは、「小堀屋本店」。
千葉県有形文化財にも指定され、1782年から続くお蕎麦屋さんです。
店内は畳敷きで落ち着いた雰囲気があります。
14時頃訪れましたが、お客さんは私ともう一組だけでした。

注文から10分後。
一瞬イカ墨スパゲティにも見える、黒いお蕎麦が!

 

・黒切蕎麦 1,050円(税込み)
加工した昆布を混ぜており、なんと江戸時代から変わらないメニューなんだとか。昆布の香りはあまりしませんが、コシがあって美味い!

毎週水曜は定休日です。
小堀屋本店

◆一番の見所「佐原の町並み」をお散歩
少し遠回りしましたが、今回のメイン・佐原の町並みを散策します。
佐原は江戸時代に「千葉の小江戸」と呼ばれ、昔ながらの景観が今でも残っている町です。
日本初「重要伝統的建造物群保存地区」としても認定されています。

 

町並みに沿って流れる小野川。
写真に映っている舟に乗り、町並みをゆったりと周遊する「小江戸さわら舟めぐり」が観光客に人気です。

(しかし平日で人が少なかったせいか、1隻しか通りませんでした)


30分ごとに中央から水がじゃーじゃー流れる、通称「じゃあじゃあ橋」。


休憩(?)していた舟頭さんを発見したので、許可を取り記念にパシャリ!
舟巡りでは佐原についてガイドもしてくれます。
今回は時間がないので見送りますが、次はぜひ乗船してみたいです。

伝統的建造物内は、レトロ感溢れる食器・小物などが売っているお店や、カフェやレストランになっています。どのお店も素敵で、思わず立ち寄りたくなってしまいます。

お土産にぴったりの手ぬぐい。江戸から変わらない染め方で作られており、情緒を感じます。

店主の所有物かと思いきや、全部売り物でした。

中には代々引き継がれてきた「蔵」があるお店も!
「福新呉服店」の店奥にある立派な蔵は、無料で観覧できます。

◆「甘味喫茶・いなえ」でほっこり一息

こちらは明治時代の町屋を改装して作られた甘味喫茶です。味のある外観とは逆に、店内はモダン調で明るく、オシャレなカフェの様になっています。

・ほうじ茶クリームあんみつ 760円
白蜜と黒蜜の2種類を合わせていただけるんです。なんて贅沢!
お口直しに塩昆布も付いてます。

メニューも豊富で、あんみつやぜんざい以外に、丼ものやうどんがあります。
夏季にはかき氷も販売しているそうなので、要チェックです!
甘味喫茶・いなえ

◆ついつい食べてしまう「ぶれきめらのジェラート」

自転車を漕いでいると、駐車場の一角にお店を発見。
気になり近寄ったが最後、いつの間にか片手にはジェラートが…!

・しょうゆジェラート 350円
甘いものは別腹別腹~!つい買ってしまいます。醤油感はあまりなく、あっさりしていて食べやすい!

フレーバーは全7種類。定番は私も買った「しょうゆ味」だそうです。
薬膳生姜とは…?試しませんでしたがどんなお味がするのでしょうか。

佐原は醤油の舟運が栄えていたので、お土産屋さんでもよくお醤油を見かけます。
ぶれきめら ジェラート

◆ラストは「地域物産館」でお土産探し
お土産を探しに「道の駅 水の郷さわら」へ。

自転車で約15分。道の駅にある地域物産館でお土産を探します。
向かい側にも建物があり、そちらでは野菜や地元特産品等を販売しています。

千葉県なので、ピーナッツや落花生のお菓子・ジャムなどが沢山売っています。
会社用と自分のお土産として、ピーナッツのお菓子を購入!

お店の外は視界が開けており、大きな川が流れています。風が気持ちい~。

◆佐原から東京へ
楽しい時間も終わりが近づいてきました。
自転車を駅前観光案内所に返し、帰りのバスチケットを購入。

 

東京行きは佐原駅バスターミナル・2番乗り場から発車です。


夕焼けがなんともドラマティックでした。旅のラストっぽくて良いです。

東京駅に到着したのは18時より少し前。帰宅ラッシュで駅付近が少し渋滞していました。
行きと違い、帰りは東京駅の日本橋口バスターミナルに到着します。

あっという間の1日でした!

 

【旅を終えての感想】
~レンタサイクルについて~
レンタサイクルでの周遊は、場所にもよりますが結構体力(と神経)が必要です!
・車の交通量が多く、自転車が通る道幅も狭い
・「道の駅さわら」に行くには、急な坂道を超える必要がある
好きな時間に好きな場所へ行きたい人には、おすすめします。

本数は少ないですが、時間調整が可能なら循環バスが便利だと思います。
香取市コミュニティバス

~旅を終えて~
短い日帰りプランでしたが、佐原の魅力は伝わったでしょうか?
私は今回の旅で風情があり、ゆったりとした時間が過ごせる佐原が大好きになりました。

5月には、綺麗な花々を舟から観賞できる「水郷佐原あやめ祭り」、7月・10月には関東三大祭りである「佐原まつり」と大規模なお祭りがあるそうなので、次はひと味違う佐原も見にいってみようかなと思っています。

都会からたった2時間で感じられる江戸の雰囲気を、ぜひ皆さんも訪れて体感してみてください。

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